いよいよ6月に入り、自粛も少しずつ緩和される中、本格的に社会が動きだす兆しが見えてまいりました。皆様お元気ですか?
お久しぶりです!!とト母さんウォッチャーのキャサリンです。
3月の終わりから4月~5月と、当たり前だった日常がコロナ禍で当たり前じゃなくなった日々は、改めて「人は人に会いたいもの」なんだって思い知らされる日々でしたね。
「さぁ!!やっとアフターコロナ!!!」と言いたいところではありますが、どうやら、この「コロナ」というやつ。なかなか、はい!今日から大丈夫っ!!なんて、さっと解決できるものではなさそうです・・・。
アフターコロナのとト屋についてとト母さんに聞いてみました。

〜とト屋の「と」に込められた想い〜
とト母さんが長年取り組んできた、「山陰海岸ジオパークと着地型観光」は、京丹後の田舎で味わう「日本の源流」とも言うべき大自然を旅人に伝え、魅力ある「感動体験」を提供する「龍宮の玉手箱」。この玉手箱からは京丹後自慢の「モノやコトや人」がもくもくと湧いて出てくる開けて嬉しい玉手箱です。この玉手箱をもっと多くの人と活動したいと「丹後マイスターツーリズム」の開発・提供をしつづけ、一般社団法人 京丹後龍宮プロジェクトを立ち上げました。
このプロジェクトでは、人が人に会いに来る、地域産業の再生と持続可能な観光を目指しています。
その中で、とト屋は 人「と」人を繋ぐ屋(家)であり、それぞれのお客様の物語を紡ぐ場所となり続けたい。とト屋に来るお客様を家族のように考え、お客様にとっても第二のふるさとになってほしいという願いもあります。
コロナウィルス対策が重要とされる今、家族の健康を守るのは、母である「とト母さん」の大事な仕事。
コロナに負けない免疫力アップで、心も身体も健康に過ごすためのプログラムを完成させました。
とト母さんが丹後への想いを込めた体験プログラムをご紹介します。

とト母さんは、コロナ三密の生活様式を踏まえたうえで、新型コロナウィルス対応ガイドラインを打ち出しました。
*ガイドラインのバックナンバーはこちら→とト屋新型コロナウィルス対応!

また、とト屋流の「心の三密」の話をとト母さんに聞いたので、ここでご紹介しておきますね♪♪♪

 〜高野山へも繋がる三密と言う言葉〜
実は、空海の開いた真言宗をはじめとする密教の教えにも「三密」というものがあるそうです。
人の命は「身・口・意」で構成されていると考えで
「身密」は 身体、行動
「口密」は 言葉、発言
「意密」は こころ、考え 
この三つを整え「身口意」つまり「行い、言葉、そして想い」を整え命の喜ぶ生き方をするというものなんだそうです!
この、三密こそが「とト屋」の目指すところだと、とト母さんが話してくれたこと。
それは、とト屋に来るお客様の「命が喜ぶ」ために、とト母さんが心に決めたことでした。

まず、1つ目の「身密」では、ルールを守る行動(新型コロナ対策ガイド)身体を清める温泉にゆったり入って頂く。栄養は、海山里の長寿食を中心に、疲れを癒す睡眠も十分とって頂く。
また、大自然の中で身体を動かしいただくことも、とても重要。
丹後半島を眺望できる関西百名山の依遅ヶ尾山へのトレッキングや、世界ジオパークの美しい奇岩や透き通った海の上を散歩するシーカヤック、そして、とト母さんがインストラクターを務める「笑顔士ヨーガ」体験(この話はまた、今度じっくりと・・・。)などのアクティビティを楽しんで頂く。

 二つ目の「口密」では、口の意味である「言葉」は人と人とのコミュニケーションをとる上でとても重要なものだと考え、ソーシャルディスタンスを守りながらも、常に他者への感謝の気持ち、ありがとうと言う心を口に出す、お伝えすると言うことを、大切にしていきます。
また、京丹後自慢のモノやコトや人たちと、それにまつわる物語を伝え、より豊かな旅になるお手伝いをするのもとト屋の大切な役目です。
顏のみえるもの(安心してお届けできるもの)をお届けしたい。
今年、93歳になるわかめ苅りの名人
「磯じぃちゃんの物語もまた、お客様へのご馳走なんですよ♪ 」と、とト母さん

とト屋の食事は「まごわやさしいこ」の体にやさしい食材を中心に。
「まごわやさしいこ」とは?
ま…まめ=豆類、豆腐・納豆類
ご…ごま=種実類、ナッツ類
わ…わかめ=海藻類、のり・昆布等
や…やさい=葉、根、実、茎野菜
さ…さかな=魚介類
し…しいたけ=きのこ類
い…いも=いも類
こ…酵素=発酵食品(みそ、漬物等)生野菜、フルーツなど
ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富で免疫力が格段にアップしていきます。

磯じいちゃんの家でわかめの水洗いのお手伝い
なんでも経験しそれを伝えることがとト母さん流!!!

「新型コロナに負けない為にも、自身の免疫力を高めて行くことはとても重要、とト屋ファミリー(お客様)には、めいっぱい免疫力アップなご飯をたべてもらわなきゃねっ!!!」と、とト母さん、毎日張り切っています♪

 三つ目の「意密」では、お客様の気持ちに寄り添い、向き合いながら真心を込めたおもてなしをし、お客様が実家で過ごすような、ホスピタリティ精神を大切にします。 「リラックスしてすごせる空間」をつくり、こころ豊かにすごせるお手伝いをしていきます。
ここで重要なのがホスト(宿)の人と、ゲスト(お客様)の人、それがイコール、対等ということ。人と人だから、フラットに出会いと関係の深まりを楽しめる、
お客様を家族と考える、「とト屋の女将」は「とト屋(家)の母」とト母さんなのです。

この、休館中にとト屋のいろんなところを修繕したり、消毒も兼ねて大掃除したり。
とト母さんの息子、カンさんも、今日は包丁を筆に変え、新たな出発「とト屋」の看板を塗り直してましたよ☆

 以上、3つの「とト屋的 三密」ですが、
真言宗の三密に繋がる、空海と言えば、高野山、そして高野山に縁の深い間人の大偉人「松本重太郎翁」とキーワードが連想されます。
松本重太郎翁は、東の渋沢、西の松本と言われ明治の関西経済界の重鎮といわれています。
「とト母さん、これって・・・偶然ですかね?」キャサリンがそう聞くと、とト母さんはにっこり笑って
「それは『偶然は必然』なんじゃない?」と、とト母さん。
コロナ禍で大打撃を受けた宿業や、先の見えない不安の中で、この密教の教えの三密に出会えたのは何かのお導き?!
とト母さんの日頃の行いの賜物でしょうか(*´∀`)
折りに触れ重太郎翁のお墓参りをしたり、ゆかりの高野山常喜院さんへお参りするとト母さんへ、重太郎翁から頂いた言葉のように思えますね♪

そして、もぅひとつ忘れてはならないのが、今年のお伊勢さん参りで授かってきた椿大神社の一文字、基本の「基」です。
*お伊勢参りのバックナンバーはこちら→愛と祈りを心にお伊勢参り

「一度泊まれば『親友』、二度泊まれば『親戚』、三度泊まれば『家族』になる。
「おかえりなさい」と言える日をとト母さんは、笑顔いっぱいで皆さんに会える日を楽しみにまっています\(^o^)/

数千Kmもの距離を海を越え丹後半島へやってくる「旅する蝶」アサギマダラが飛来する季節になりました。
アサギマダラの大好物「スナビキソウの花」が、とト屋のあちこちに咲き始めましたよ♪

今日もとト母さんのブログを覗いて下さってありがとうございました☆
       とト母さんウォッチャー・キャサリン(☆∀☆)でした
ではでは、とト母さんへバトンタッチ〜↓↓↓〜とト母さん独り言〜です

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とト母さんの独り言
宿を構えて23年、当時41歳の私は公務員だった主人を退職に追いやり旅館を企業しました。その当時着地型観光という言葉はありませんでした。
観光地を巡り食事を提供するだけの宿ではなく、宿が地域を支え「農業・漁業」の人を前面に出しながら広報し地域と宿づくりをしてきました。
「ホテルでも旅館でもない」題してうまし宿と名付けました。
オープン時のパンフレットには
「おおらかな時ありて、うまし味、人にうまし。」
はるか昔、多くの渡来人が、この地に足を踏み下ろしたといわれます。丹後半島・間人(たいざ)は海の道を隔てたアジアに一番近い日本です。
たっぷりとした時が、大地に悠然と根を降ろしています。
「とト屋」は歴史あるこの地にあって、あるがままのくつろぎをお届けしたいと誕生した料理旅館です。
あじわいはもちろん、人もたたずまいもうまし風情で包み込んで、お客様1人ひとりをおもてなしいたします。
大陸のおおらかさと和のこまやかさを合わせた、うまし宿。
新しい、それでいていて懐かしい。
からだ中に満ちていく 「うまし時」「うまし湯」「うまし海」「うまし酒」「うまし味」 うまし、うましの響きを、たっぷりとお楽しみくださいませ。
とあります。

時が過ぎ、うまし宿から丹後は美術館うまし宿・そして現在は「こころをほどく体験と心が躍る蟹と魚 海辺のうまし宿とト屋」へと変化していきました。

【愛と平和・約束の聖地】間人の地名の由来にもある間人(はしひと)皇后

間人皇后とは 太陽神 陰陽和合の鳳凰です。また 地球上のすべての神聖なる水の神でもあり 至高なる愛の女神として それはあたかも聖母マリアさまの様に永遠にわたし達を見守ってくださいます。

聖徳太子の聖母  穴穂部間人皇女の御姿は
奈良県の中宮寺にある国宝菩薩半跏像 弥勒菩薩であり飛鳥時代の彫刻の最高傑作として高く評価されエジプトのスフィンクス モナリザと並び世界の三つの微笑像と呼ばれております。 たいざの地名の由来の1つには太陽と月 男と女が陰陽融合となる1対の対座(たいざ)とあり
祈りが天地に光一元となる聖域
新天地 愛と大調和の約束の地の事です。

愛の紋章
大自然の神々と天使の御業で岩肌に浮彫りとなった黄金色のハートマーク 愛の洞窟の前で将来を誓いあったカップルが
鳳凰元年 2017年8月5日 対座たいざにて初となる龍宮結婚式を挙げられました。

立岩は
竹野川へと続く玄関口にあり
貝殻や岩石が波に洗われて造られた砂浜に鎮座しています。古来より 海の彼方からやってくる神々が降臨する大変美しい柱状玄武岩です。
山陰海岸ジオパークには龍宮への入り口が数々点在しており 立岩も その1つであると言われており 未だ聖徳太子の側近であった末裔達の手によって丁重に保護されています。
神話の古より今日まで大切に守護されてきた 結び 再会 蘇り 愛の光の神の依代です。


生命の泉  海の力が光一元となりそれらが人々の螺旋の隅々にまで行き渡った時  竹野川流域の時代が再び始まると真しやかに語り継がれてきました。
それは1200年の時を越え 聖徳太子と間人皇后が目指した 世界中の人々が平和に集う愛と大調和の理想郷の大地
対の座 それが新たなる間人の愛の聖地なのです。

とト屋は 灯台の様に日本海から竹野川の上流の玄関口に位置し 遥かなる国々の方々を ホッとする笑顔で あたたかくお出迎え致します。

6月13日(土)に再スタートする「とト屋」に 皆さんの暖かいご支援を宜しくお願い申し上げます。
                     とト母さん 池田香代子